【県】 県は23日、2026年度県の人事異動内示について発表した。同異動は4月1日付けで発令する。
県人事課によると、来年度は、「2050年を見据え、県民の『暮らし』や社会のあり方をみんなで『リ・デザイン(再構築)』していく端緒の年として、新部創設による推進体制をはじめ、必要な施策を着実に実行できる体制を整備する」とし、「人事異動にあたっては、行政経営方針に基づき、『人こそが最大の経営資源である』との認識のもと、県庁を担うひとづくりの視点に立って、公平、公正かつ適材適所の人事配置を行うとともに、職員一人ひとりが持つ能力や強みが発揮される、心理的安全性が確保された活気ある組織(チーム)づくりに努めていく」としている。
●新部署の設置
新たな部署として、「観光文化スポーツ部」を設置し、今年度開催された「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」で生まれた絆を引き継ぎ、観光を推進力に文化・スポーツ施策の一層の充実を図っていく。
また、土木交通部を「県土整備部」と「交通まちづくり部」に再編し、県民生活や経済活動の社会的基盤を支える組織の機動力と実行力を強化する。
さらに、上下水道を持続的に維持するため、市町との共通課題に一体的に対応するとともに、事業の広域化や民間事業者との連携も含めた事業のあり方やより効率的・効果的に事業が実施できる組織のあり方についても検討を進めるため、琵琶湖環境部に「上下水道課」を設置する。
製造事業を中心に幅広い産業分野の技術支援を行うオープンイノベーションの拠点として県内企業とともに産業の競争力強化を目指すため、県内2か所に設置している工業技術センターを「産業技術共創センター」に改称する。
モータボート競走事業の経営環境の変化に対応し、迅速な意思決定と安定した経営体制を整えるために地方公営企業法を全部適用し、「びわこボートレース事業庁」を新たに設置、競走事業管理者として庁長を置く。
5年間のプロジェクトの4年目となる「北の近江振興」事業に関連部局が連携して北部の課題を現地で考えるため、駐在職員を拡充して配置し、北部振興に向けた取り組みを一層充実させる。
●人事異動の方針
今回の人事異動の規模は、1906人(今年度1793人)。昇任者数は524人。今年度末退職者数は89人(今年度179人)となった。規模としては記録が残る1985年度以降5番目、2002年度以降で最大となる。また、県では定年退職の年限の順次引き上げを行っており、今年度は61歳から62歳へ引き上げたため、定年退職者は0人。61歳以上の役職定年を迎えたシニア職員については、依願退職などの理由を除き、専門監などとして係長や周囲の若手職員へのフォロー・育成を担い、引き続き公務にあたる。
来年度人事異動の方針としては、「国スポ・障スポ」大会の終了に伴い、大会の開催準備のために増員していた職員の再配置を行い、職場の持続性や代替性を確保するため「ワークライフバランス枠」の拡充、および重点課題に対応する所属、時間外労働が多い職場などへの増員を行う。
管理職の登用には、多様な人材の意欲や能力を最大限引き出すことができるマネジメント能力を重視した。
また、女性職員について県では、「次世代育成支援および女性職員の活躍推進のための取組方針」に基づき、能力と実績に応じた参事級以上の管理職や、係長への登用を進めておいる。来年度は、参事級以上に占める女性職員割合は15・4%(今年度14・7%)となり、同方針で掲げている目標(来年度に15%以上)を達成する。一方、係長に占める女性職員の割合は26・8%(今年度26・0%)となり同方針で掲げる目標(来年度に30・0%以上)を達成できなかった。
障害者雇用の推進については、障害者を対象とした雇用に加え、障害のある職員やその所属管理職を支援する職場適応支援者を配置し、障害の有無にかかわらず生き生きと活躍できる人事配置とした。
さらに、来年度人事では、県に求められている専門性を蓄積するため、新規採用職員など若手職員や管理職を除き、4~5年を基本とした眺めの人事ローテーションに努めたことに加え、採用職員の士気や意欲を向上させ、チャレンジ精神をもって創造的に仕事に取り組める人材の育成と組織の活性化を図るため、特定の行政課題に対応した職務や派遣研修に応募できるジョブチャレンジ制度(庁内公募)を実施し、7部署に10人を配置する。
●人事異動内容(部長級以上就任と次長級以上今年度末退職者)
部長級以上の就任と次長級以上の今年度末退職者は以下の通り(来年度次長級の就任人事については、あす26日付けで掲載します)。表記は各新職・氏名(旧職)の順。文中敬称略。
■就 任■
【特別職】▽病院事業管理者(病院事業庁長兼病院・総合病院総長) 足立壯一(病院・総合病院総長兼病院・総合病院病院長、事務取扱病院・総合病院臨床研究センターセンター長)▽競走事業管理者(びわこボートレース事業庁長) 渡辺正人(理事(近江牛流通担当))。
【部長級】▽知事公室知事公室長 宮田善弘(商工観光労働部次長兼商工観光労働部管理監(女性活躍担当)兼ここ滋賀推進監)▽総合企画部部長 東郷寛彦(総務部部長兼コンプライアンス推進監)▽総務部部長兼コンプライアンス推進監 中村守(文化スポーツ部部長)▽観光文化スポーツ部部長 園田三惠(知事公室知事公室長)▽琵琶湖環境部部長 中田佳恵(農政水産部部長)▽商工労働部部長 岡田暁人(商工観光労働部部長)▽農政水産部部長 土井典(理事(関西広域連合本部事務局長))▽理事(近江牛流通担当) 礒谷充晃(総合企画部管理監、事務取扱(大学連携推進室室長))▽県土整備部部長 森川博邦(理事(公共事業調整担当)、事務取扱(商工観光労働部技監(ビワイチ推進担当))▽理事(公共事業調整担当)兼理事(市町調整担当)、事務取扱(観光文化スポーツ部技監(ビワイチ推進担当)) 野田英男(土木交通部次長)▽交通まちづくり部部長 辻睦弘(国スポ・障スポ大会局局長)▽会計管理者兼会計管理局局長 小林雅史(監査委員事務局局長)▽監査委員事務局局長 酒見浄(総務部次長兼総務部管理監(コンプライアンス担当))▽理事(滋賀県産業支援プラザ理事) 澤本尚人(総合企画部次長兼ここ滋賀推進監)▽理事(関西広域連合本部事務局長) 岸田英嗣(農政水産部次長兼ここ滋賀推進監)。
■年度末退職者■
【部長級】▽澤野宏和(理事(人権・同和担当))▽渡辺正人(理事(近江牛流通担当))▽伊吹信人(土木交通部長)▽白井稔(会計管理者兼会計管理局長)。
【次長級】▽目片佳子(琵琶湖環境部次長)▽小川好成(琵琶湖環境部管理監(クリーンセンター滋賀担当)、事務取扱(最終処分場特別対策室長)▽鵜沢和弘(農政水産部技監(農業農村整備担当))▽田中茂穂(農政水産部技監(農村活性化推進担当))▽大久保法彦(中央子ども家庭相談センター所長)▽石田政則(人事委員会事務局長)。





