県教委 全国書店で販売開始
◇全県
県教委員会は、「特別史跡安土城跡調査整備事業」(平成元―二十年度)の成果を広く知ってもらうため、その調査研究の成果を写真やイラストを多く用いて、分かりやすくまとめた「発掘調査20年の記録安土信長の城と城下町」(B5版・カラー百十二ページ 二千三百円税込)を、このほどサンライズ出版から刊行した。全国の書店で販売している。
発掘調査は、主郭部をはじめ、城の内外を結ぶ大手道・百々(どど)橋口道・搦手(からめて)道、道沿いに位置する伝羽柴秀吉邸跡・伝前田利家邸跡・伝徳川家康邸跡・伝武井夕庵邸跡・伝織田信忠邸跡・旧そう見寺跡などの郭群、城の正面にあたる大手口を中心とした安土山南面山裾(すそ)部を対象に実施。これまで知られていなかった様々な遺構を発見することができた。
調査の成果については、毎年の発掘調査現地説明会のほか、小冊子「特別史跡安土城跡発掘調査の5年」(同七年度)や展覧会「安土城・1999」開催と展示図録刊行(同十一年度)、十五年間の調査成果を公開するシンポジウム開催と「図説・安土城を掘る」発行(同十六年度)などを通じて公開してきた。また、リーフレット(同四年・九年・十三年)も作成し、普及・公開に努めてきた。
二十年の発掘調査を終えるにあたり、調査成果の総まとめとして「特別史跡安土城跡発掘調査報告書」1・2を刊行したが、行政資料のため、一般に配布できなかった。また、調査報告書であるため、一般人が理解するには難しい内容となっていた。
そこで、一般の人々にも調査成果の概要を理解してもらえるよう、写真や図面を多用して、報告書の内容をわかりやすくまとめた今回の「発掘調査20年の記録安土信長の城と城下町」を刊行した。一般向け図書の作成については、特別史跡安土城跡調査整備委員会からの要請や、一般からの要望が多く寄せられていた。






