繁殖個体を定め効果的に捕獲
◇全県
県はこのほど、平成二十一年秋期カワウ生息状況調査結果および同年カワウ捕獲結果をまとめた。
それによると竹生島および伊崎半島の生息数は、昨年同期と比較して六〇%減少の二万九千九百六十八羽となり、平成十六年以降はじめて三万羽をきった。
捕獲については、過去最高の一万九千六百四十一羽となったものの、捕獲目標の三万羽に対して約六五%にとどまった。
目標を下回った原因は、春の生息数が、当初見込みである四万台後半の約六~七割程度(約三万二千羽)と少なかったため。また、繁殖時期が長期化し九月以降にずれ込むと見込んでいたが、七月から徐々に、繁殖個体が少なくなったため、捕獲効率が著しく低下した。
竹生島では、繁殖個体(成鳥)を選択的に捕獲し、長期間にわたる捕獲を実施したため、個体数の顕著な低減に貢献したと思われる。ただし、七月以降徐々に巣に執着する個体割合が低下し、生息数そのものが当初見込みを大きく下回ったことともあわせ、捕獲効率が著しく低下したため、当初見込みの二万五千八百羽に届かなかった。(実績約一万六千羽)
伊崎半島では、県全体の個体数減少を効率的に行うため、竹生島を中心に捕獲事業を実施した結果、平成十六年から十九年度に比べ、伊崎半島における捕獲実施日数が少なくなり、期間も短くなった。
伊崎半島における秋期の生息数が春期に比べ倍増したことは、捕獲による繁殖抑制効果や、竹生島や県外などからの飛来を抑制する効果が十分ではなかったことが考えられる。





