負債総額57%減 大型倒産減少のため
◇全県
民間調査機関の帝国データバンクは、昨年一年間の県内企業倒産状況をまとめ、発表した。
それによると、負債一千万円以上の法的手続きによる倒産は一五七件で、負債総額は二三五億一、二〇〇万円だった。一件あたりの負債は一億四、九〇〇万円(前年三億二、六〇〇万円)、一件あたりの負債額は五四・二%減少した。
前年比でみると、件数は十一件減少(六・五%減)、負債総額では三一三億六、五〇〇万円減(五七・一%減)となった。
件数で見ると、資本金一千万円以上の倒産が四十三件(前年五十件)と前年比七件減、資本金一千万円未満および個人経営は一一四件(同一一八件)となり前年比四件の減少となった。件数は減少したものの、依然として中小零細企業での倒産が高水準で推移している。
負債額では、負債五千万円未満が八十二件(前年百件)と前年に比べ十八件減少、五千万円~一億円未満では三十八件(同二十五件)と前年比十三件増加となった。一億円~五億円未満では二十九件(同二十九件)と前年同数で推移、五億円以上で八件(同十四件)となり前年から六件減少した。
二〇〇八年は、負債が百億円を超える超大型倒産が二件発生したが、二〇〇九年は負債十億円を超える大型倒産は二件にとどまり、負債総額の減少につながる結果となっている。
業種別で見ると、例年の最多発業種である建設が六十一件(前年五十九件)と、当年も最多である。構成比は三八・八%(同三五・一%)で前年比三・七ポイント増加。次いで運輸・不動産・サービスが、二十八件(前年四十一件)となっている。
倒産形態では、破産が一四五件(前年一四五件)で、前年と同数で推移している。その他の法的手続きでは、民事再生が十二件(同年十九件)、特別清算〇件(同年三件)、会社更生法〇件(同年一件)となっている。自己破産が全体の九二・三%(前年八六・三%)を占めている。






