5月1日から
◇大津
普段は非公開となっている大津市坂本の宝積院(ほうしゃくいん)、律院、金臺院(きんだいいん)の里坊庭園が五月一日から五日まで、七年ぶりに公開される。
比叡山東麓、伝統的建造物群保存地区・坂本の「里坊」に営まれた庭園群は、「延暦寺坂本里坊庭園」と総称され、約五十寺が現存している。このうち歴史的、芸術的に価値が高く、観賞上優れた庭園の残る十の里坊が国の名勝に指定されている。
現役を退いた老僧が、厳格な修行の場である「山坊」から、日常生活の憩いの場である「里坊」に自由に造り上げた庭園群は、個々の景観意匠に優れているばかりでなく、同一水系(大宮川、権現川)のもとに群として存在していることにも特徴がある。
なお、宝積院は延暦寺東塔南谷に属する里坊で、正保四年(一六四七年)から万治年間(一六五八年―一六六一年)の造営とされており、庭園もこの頃につくられた。
また、律院は延暦寺東塔に属する里坊で、かつては横川飯室谷の総里坊格の寺院であった。正保年間(一六四四―一六四八年)に再興されたときに庭園もつくられた。
金臺院には、日吉大社から各里坊庭園を流れた水が最後にたどり着く。
拝観料は各四百円。







