県内の中小企業が成果発表
◇湖南・草津
県内の中小企業が省エネとCO2削減を努めることでコスト削減を図り、新たなビジネスチャンスをつかむ取り組み「滋賀持続可能ビジネスイニシアティブ」(SSBI)の一環で、事例を紹介するセミナー(滋賀経済産業協会主催)が草津市内で開かれ、十二企業が発表した。
各社ともに電力・ガス使用量の「見える化」に取り組むのが特徴で、業務上の不注意な操作やむだな作業手順を改め、省エネ・CO2削減へつなげていた。
和洋菓子製造・販売のたねやは平成二十年から、愛知川本社工場で作業量の一定しない自動レーンを運転停止できるようにし、停止時間とCO2・電力換算を毎日記録して「見える化」に努め、従業員の認識を高めた。
また平成十九年、太陽光発電システム(一七〇キロワット)を工場屋根に設置。削減CO2に換算すると年間六十トンで、杉林四ヘクタール分の年間吸収量に相当する。
また、リサイクル事業を手掛ける近江物産(栗東市大橋)は、製造過程の排出CO2を算出し、それを製品に表示する「カーボンフットプリント」の導入に取り組んでいる。環境にやさしい製品を製造し、他社との差別化を図るのが目的。
例えばCO2削減の観点からみれば、国内生産が国外と比べて効果的だ。同社の担当者によると、年間二万トンのプラスチックリサイクルを行う同社は、CO2約五千トンを排出する。これに比べ、中国へ廃プラを輸出してリサイクルした場合、海上輸送(大阪-香港)と製造で計約一万五千トンに上ると紹介していた。







