大津歴史博物館で、「国宝への旅」開催中
◇大津
大津歴史博物館(大津市御陵町)の開館二十周年記念企画展「大津 国宝への旅」が開催中である。十一月二十三日まで。
大津には比叡山延暦寺をはじめ、園城寺(三井寺)や西教寺、石山寺、聖衆来迎寺、建部大社、日吉大社といった古刹や古社が造営され、仏教文化の中心地のひとつとなった。また、江戸時代には琵琶湖などの風光に誘われ、多くの画人、文人が訪れ、多くの作品を残した。
同展では、文化財の宝庫と呼ばれる大津ゆかりの国宝三十五点、重文五十五点、県指定文化財二点、大津市指定文化財七点を含む百五十点の仏像、仏画、古文書、歴史資料、工芸の数々を公開する。
このうち、日本三大不動の国宝・絹本着色不動明王像一幅(黄不動尊、園城寺蔵)や、中国唐時代に制作された曼陀羅としては世界に数点しかない国宝・紙本墨画五部心観二巻(同)、円珍の遺骨を納めた国宝・智証大師座像(中尊大師、同)、国宝・智証大師座像(御骨大師、同)は寺院内以外では県内初公開。
入場は一般千円、高大生五百円、小中生無料。問い合わせは同博物館(TEL077―521―2100)へ。
なお、関連講座は次の通り。いずれも午後一時半から同三時まで。有料。事前申し込みが必要
▽今月十六日=「天台系の両界曼茶羅について」入江多美氏(アサヒビール大山崎山荘美術館学芸員)。
▽二十三日=「三井寺の仏教美術について」石川知彦氏(龍谷大学龍谷ミュージアム教授)。
▽三十日=「聖衆来迎寺本『六道絵』について」加須屋誠氏(奈良女子大学教授)。
▽十一月六日=「国宝修理の意義と実践―仏像修理を中心に―」藤本青一氏(財団法人美術院所長)。
▽同月十三日=「比叡山の仏画について―新出の高麗仏画を中心に―」郷司泰仁氏(比叡山国宝殿学芸員)。
▽同月二十日=「大津の国宝建築について」村田信夫氏(Office萬瑠夢代表)。






