有害物調査への要望伝える
◇湖南・栗東
旧RD産廃処分場調査検討委員会(委員長=樋口壮太郎・福岡大学大学院教授、委員五人)の第一回会議がこのほど栗東市内で開かれ、周辺自治会の意見が聞き取られた。
県は有害物調査と対策工事の策定について、周辺自治会と話し合いをしながら、同委員会の意見を受けて進めるとしている。
主な意見は、▽「栗東の飲み水は七割が地下水に頼っているので、封じ込めでなく、十分な有害物を撤去して地下水汚染を止めてほしい」▽「県は汚染基準の高い特管物相当の汚染土を取り除くというが、従来からほとんど見つかってない。わずかなものを除いても効果は期待できないので、環境基準を超えるもの、もしくは近い廃棄物土も除去ほしい」▽「ボーリング調査は有害物が見つかる可能性が低いので、掘削調査の範囲を広げてほしい」▽「日本の分析法(溶出試験)は欠陥があり、海外の分析も取り入れてクロスチェックしてほしい」|など。
また、検討委員会からは梶山正三氏(弁護士、理学博士)が「(日本の)溶出試験と含有試験は欠陥があり、ボーリングは一点の調査に過ぎない。汚染拡大が急速に進む危機的状況にある中、地下水汚染と整合性のある調査をすべき」と指摘。
また、大東憲二氏(大同大学教授)は「廃棄物が帯水層と接しており致命的。まず、緊急対策でバリア井戸と遮水壁をつくり、それからじっくり対策をすべき」と意見を述べた。
委員会終了後、樋口委員長は「(県が一昨年提案した対策工事の)原位置浄化策は気持ちとしては白紙にしたい。調査結果によっては考え直さなければならないかもしれない」と述べた。
委員の意見は十一日までに県へ提出され、これに基づいて調査案が見直されてから、二十四日に周辺自治会に示される。





