宮本氏 市民党掲げて支持拡大図る 小嶋氏 「地元出身」「行政経験」アピール
新人同士の一騎打ちが予想される守山市長選挙(二十三日告示、三十日投開票)は、今春の統一地方選の前哨戦として、元市技監(部長級)で前国土交通省住宅局建築指導課長補佐の宮本和宏氏(38)と、前市議会事務局長の小嶋宣秀氏(60)が、告示を前にして激しく火花を散らせている。 【高山周治】
「まず宮本氏の勝利で飾りたい」。民主党の支持母体である連合滋賀の中村憲市会長は七日、新春の集いに出席した組合関係者にゲキを飛ばした。今春の統一地方選を乗り切るためには、前哨戦となる守山市長選で事実上支援する宮本氏を落とすわけにはいかないからだ。
しかし連合の積極姿勢とは対照的に、同市を含む滋賀三区選出の民主党衆議院議員、三日月大造・前国交省副大臣は、宮本氏の出馬会見で同席して支援をアピールしたものの、今は表立った動きを控えている。
これについて宮本陣営の選対本部長、西村利数氏(元市議)は「三日月氏には国交省の元上司としてエールをいただいただけで、選対にも入っていただいていない。国政とは一線を画した市民党で戦う」と説明する。
陣営には、市議会民主系の市議四人が入る一方で、保守系会派も分裂して七人が支援に回った。総括責任者は民主党の大井豊県議、代行には自民党の辻貢県議が固めている。
この組織力でミニ集会を市内三十五か所、各会場で平均四十五人を集めた。
これに対して小嶋氏の陣営は、「落下傘候補はいかがなものか」と批判して、「生まれも育ちも守山市」「長年の行政経験」をアピールして支援拡大を図る。ミニ集会や支持者を夫婦で回ったり、昨年十二月からは毎日、駅立ちをこなしてきた。
地元の勝部地区を中心に草の根選挙で戦っており、これに保守系市議四人が加わる。選対本部長は池田眞二市議、総括責任者に高田正司市議で固め、保守色を打ち出す。小嶋氏自身も出馬に伴って、自民党に入党した。
自民党県連への推薦依頼については、昨年十二月二十五日に同党守山支部が決定し、同党守山連絡協議会へ申請した。
高田市議は「民主と自民の相乗りは、有権者にとって分かりにくい構図。明確に保守を名乗って、眠れる保守支持層を覚ましたい」と自民復調の潮流をにらむ。
決起集会は十八日、守山市地域総合センター(矢島町)で開き、決戦ののろしを上げる。





