前回激戦だった 湖南市今回は無風か 県議選動向<2>
【甲賀市 定数三】
西川 勝彦66 民現2期
田中松太郎38 民新
家森 茂樹59 自現4期
富田 博明59 自新
甲賀市選挙区の有権者数は昨年十二月二日現在、七万三千六百五十五人。定数三の議席を巡って、現職二人、新人二人が立候補を予定。民・自両党がそれぞれ、相手現職の地元に新人を擁立した。投票率五五%とみて目標ラインは一万前後か。(文中敬称略)
前回、同選挙区で唯一の民主党候補だった西川は約一万四千七百票を獲得し、トップ当選を果たしたが、今回は同じ民主から田中を擁立するため、連合などの民主票は割れる。
加えて、地元水口町から自民新人・富田が出馬するので厳しい選挙戦が予想されるが、元水口町長と現職の知名度と、地盤の水口・土山町のほか、信楽町への攻勢でカバーする。
若さが売りの民主新人・田中は、NPOやJCなどでまちづくりに関わった経験を生かして昨年十二月上旬に出馬を決意し、知名度不足を解消するため、地元の甲賀町と隣の甲南町を中心にあいさつ回り、知人の集まりへの飛び入りなどで懸命。
組織的には、まちづくりの仲間や同窓生が入る後援会を核に、若者や子育て世代への浸透を図る。
自民現職の家森は二期目以降、地盤を争う候補者がいなかっただけに、地元甲賀町からの田中の出馬に警戒。今月に入って自治会単位の県政報告会を甲賀町内からスタート。三月中旬までに甲南、信楽町を巡る。
後援会組織(会長・西田貞夫元甲賀町長)を中心に、消防団や土地改良区などの人脈を生かして、前回票の約一万一千三百票を堅守する。
自民新人で前市市民環境部長の富田は、長年の行政経験を掲げ、知名度アップにフル回転。後援会は、引退する県議の福本庄三郎、擁立に動いた保守系市議五人などで固め、福本の前回票約八千七百票の上乗せを図る。
地元水口町の大票田・伴谷学区を固め、さらに観光協会や出身の青年団などの人脈を生かして、水口町と土山町を中心に支持拡大を図る。
【湖南市 定数二】
谷 康彦69 民現2期
生田邦夫62 自現1期
湖南市選挙区の有権者数は昨年十二月二日現在、四万二千五百十七人。前回は定数二に対して、現職一人・新人三人による激しい選挙戦が展開されたが、今回は一転して現職二人のほか立候補予定者はなく、無風になる公算が大きい。
谷(前回約五千五百票)は、前回選挙で地元対策が不十分だったため新人のリードを許し、後半の追い上げでようやく当選した。これを反省して今回は、地元下田学区できめ細かい後援会づくりに専念し、これを市内全域へ広げる。
さらに奥村展三衆院議員と連合の支援を受ける。
自民現職の生田は初当選した前回、票が伸び悩んだことから、前回約六千票の底上げを図りたいところ。このため早くも昨年十一月には関係者へのあいさつ回りをはじめ、今年一月十二日には親交のある自民党衆院議員の川崎二郎元厚労大臣(三重一区)を迎えて、新年会を兼ねて県政報告会を開いた。





