奥村、山本がトップ争い 西川、駒井、山田が横一線
四月一日告示、十日投開票の県議選。草津市選挙区(定数四)は、現職三人と新人二人が争う少数激戦区。前回、トップ当選した民主の出原逸三は引退、自民新人で出た村田進(現市議)、清水和廣(元市議)は今回出馬せず、三人の地盤が草刈り場に。自民現職の奥村、民主新人の山本がトップを争い、共産現職の西川、対話の会新人の駒井、自民現職の山田が横一線。地域政党ブームの風吹けば、駒井のトップ当選も。有権者は昨年十二月二日現在で、九万五千八百九十人。前回並みの投票率四五%なら、ボーダーラインは約八千七百票。(文中敬称略) 【石川政実】
【草津市(定数4)】
山田和廣62 自現2
奥村芳正53 自現1
山本 正52 民新
西川 仁63 共現1
駒井千代37 対新
(順不同。民=民主党、自=自民党、共=共産党、対=対話の会)無所属以外は、原則公認。ただし推は、推薦。名前の下の数字は年齢。現職の下の数字は期数。
自民現職の山田は前回、五千六百票の最下位当選だったが、今回、地元・笠縫東学区から山本が出るため“背水の陣”。前回、同学区から出馬の村田票(三千四百票)から一千票をバックさせ、四市議で草津第二、老上学区などを攻め清水の票(五千六百票)も吸引へ。草津市体育協会にも支持を広げ九千票を狙う。三月十九日、野球解説者の野村克也氏を招き草津市総合体育館で県政報告会を開く。
自民現職の奥村には、七人の侍がいる。地盤は志津学区だが、七市議と連携し全市的な選挙戦を展開できるのが強みである。昨年十月から今月五日まで、市内九会場で県政報告会を開催。さらに六日からは、七市議とセットになって一軒一軒丹念に回っている。出身の草津中学校の同窓生にも支援要請。十九日は市役所近くで事務所開き、三月十七日には県立しが県民芸術創造館で決起集会を行う。
保守系のお母さんと民主の息子の一風変わった取り合わせだ。民主新人・山本(市議二期)は、市議一期目は自民会派→無所属、二期目は市民派クラブで、昨年、民主党に入党。地盤は笠縫東学区だが、三市議がバックアップする。出原票の約半分の五千票が基礎票だ。また母の美智子は元保守系市議で現在、草津高校同窓会会長。さらに市立幼稚園の教諭を長く勤め教え子も多く、人脈をたぐり寄せる。
県議になっても市南部の矢橋町内を自転車で「赤旗」を配達する共産現職の西川は、きさくさが売りだ。前回は七千票で二位につけたが、今回は八千七百票を最低目標に。この四年間、県議会で一般質問を延べ十五回した実績などをアピールし、票の上乗せを図る。地元・旧老上学区を地盤に、市中心部に攻勢をかける。さらに市議選出馬予定の現職二人、新人一人と連携し支持拡大を図っている。
若き女性故か、それとも嫌がらせか、嘉田知事とのツーショットのポスターが次々とはがされるという。対話の会新人の駒井は、派遣で勤務のパナソニックを昨年十二月に退社。後援会長には入江産婦人科院長の入江賢治氏が決まったものの、組織のない素人の手作り選挙。だが、この十一日に開いた嘉田知事との県政報告会で盛り上がってきた。市民派クラブの市議一人が応援する。まさに台風の目。





