本紙がペア10組へ入場券進呈
◇湖南・甲賀
ミホ・ミュージアム(甲賀市信楽町桃谷)は、奇抜で機知に富んだ表現を展開した江戸時代の絵師、長沢芦雪(ながさわろせつ、1754―1799)を取り上げた特別展「長沢芦雪 奇は新なり」を開いている。六月五日まで。
江戸時代後期の一八世紀、京の画家たちは、新奇な趣向を凝らし、斬新な表現を競い合い、京の町には創造の息吹があふれた。
長沢芦雪はこのような気風を代表する一人で、円山応挙に学んだあと、習得した技法を自在に駆使して傑作を生み出した。
大胆な構図と斬新なクローズアップ、動物の生き生きとしたユーモラスな表現と動きで知られる。
同展では「虎図襖」(和歌山県、無量寺蔵)をはじめ、八十二年間行方不明だった「方寸五百羅漢図」(個人蔵)、「山姥図絵馬」(厳島神社蔵)など四十点以上を展示する。
重要文化財の「虎図襖」は、虎の前脚を突き出した姿が実際よりも大きく描かれ、岩を蹴っていままさに出てきた瞬間を表現している。
「方寸五百羅漢図」は一寸四方(縦横三・一センチ)の紙の中心に白像が描かれ、それを囲むように多くの羅漢と唐獅子、虎、龍が描かれている。羅漢の姿はそれぞれ異なり、所々に迷彩が施され、画面の小ささを感じさせない躍動感ある表現。
山姥と金太郎が手をつなぐ「山姥図絵馬」は、ユーモラスな芦雪の作品の中では異色の作品。山姥の鋭い目、額に深く刻まれた皺(しわ)、むき出しになった三本の歯は恐ろしいが、身にまとう着物は贅(ぜい)を凝らす。
月曜休館。入館は大人千円、高大生八百円、小中生三百円。問い合わせはミホ・ミュージアム(TEL0748―82―3411)へ。
なお、滋賀報知新聞社は読者プレゼントとして、抽選で十組二十人へ同企画展の入場券を進呈する。希望者ははがきに、住所、郵便番号、氏名、本紙への批評を記入し、四月九日までに〒520―0044大津市京町4丁目5―23、滋賀報知新聞社「長沢芦雪展」入場券プレゼント係へ。







