県立琵琶湖博物館
◇湖南・草津
県立琵琶湖博物館(草津市)の共同研究者であったオレグ・ティモシキン博士(ロシア科学アカデミーシベリア支部陸水学研究所副所長)を筆頭執筆者にして、このほど、バイカル湖水系の生物多様性に関する本が出版された。
この本の中で、ロシアと日本の研究グループ(淡水生物の分類学者と生態学者四十五人)は、琵琶湖の生物多様性についての論文で「少なくでも五百三十四種の植物(植物プランクトン、珪藻類を含む)と、千二百三十五種の動物を琵琶湖から確認した」と報告し話題を呼んでいる。
論文のタイトル(日本語訳)は、『琵琶湖の生物多様性=新発見および将来の可能性』。平成十四年頃までの詳細な文献調査と、それ以前の約十年間行われた生物学的調査に基づき、各分類群の科別の種数、新種・初記録種の一覧を作成した。植物プランクトンと原生動物の種類一覧もある。本文七十五頁、力ラー三十八頁。この論文以前に公開された琵琶湖の生物一覧(平成二年に京都大学理学部紀要)と比較すると、植物の種類数は当時五百六種、現在五百三十四種とあまり変わらないが、動物の種類数は、当時五百九十二種、現在千二百三十五種もしくは千二百四十種と二倍以上増えている。






