近世までの埋蔵文化財一堂に
◇大津
企画展「地中からの贈りもの―遺跡が語る大津―」が八月二十八日まで、大津市歴史博物館(大津市御陵町)で開催されている。
近年、開発に伴う発掘調査が活発に行われるようになり、多くの重要な遺跡が発見されるようになった。
同展では、市内の遺跡の調査によって出土した最新の資料を中心に、旧石器時代から戦国・江戸時代までの資料五百四十五点、写真・図面九十四点を紹介する。
展示構成は、▽「石はすごい!」(旧石器時代)▽「セタシジミはうまい!」(縄文時代)▽「お米もうまい!」(弥生時代)▽「渡来人がやってきた」(古墳時代)▽「大津に都がつくられた」(白鳳・奈良時代)▽「瀬田に県庁があった!」(奈良・平安時代)▽「古代人は字がうまい?」(奈良・平安時代)▽「町人も豊かに暮らしていた!」(室町時代)▽「信長・秀吉・家康が城を建てた!」(戦国・江戸時代)―となっている。
このうち、古墳時代前期(六世紀後半)の袋古墳から出土した装飾須恵器蓋は、須恵器壷の蓋に巫女や鹿、その鹿を弓矢で狙う狩人の人形が装飾されている。
また、戦国時代(十六世紀後半)の大津城跡から見つかった金ぱく五七桐紋軒瓦、金ぱく五七桐紋飾瓦は、大津城廃城後の整地層から出土した。瓦当面の桐の葉の文様部分に金ぱくがわずかに残る。
室町時代(十五世紀後半)の坂本遺跡で検出された琉球銭貨「世高通寶」は、坂本や堺、博多などの都市遺跡、大坂や一乗谷の城下町からの出土がみられるが、当時の流通量が小規模であったのか、沖縄での出土も少なく、貴重な資料だ。
入場は一般八百円、高大学生四百円、小中生無料。詳しくは大津市歴史博物館(TEL077―521―2100)まで。






