全国のサッカー少女集結
◇全県
全国から集まった小学生女子サッカーの強豪32チームで日本一を決める「第1回びわ湖カップ全国なでしこサッカー大会(U―12)~東日本大震災復興支援大会~」(主催=滋賀県・滋賀県文化振興事業団・滋賀県体育協会)が18、19日の2日間、野洲市の県希望が丘文化公園スポーツゾーンで開かれ、日本女子サッカー界の未来を握る若きなでしこたちが決してあきらめない心と全力プレーを見せた。
希望が丘文化公園で 「第1回びわ湖カップ」開催
この大会は、毎年二月、福島第一原子力発電所から約二十キロに位置するJヴィレッジで行われてきた“なでしこカップ”を継承するもので、東日本大震災で被災した東北三県(福島・宮城・岩手)を含む全国三十二チームが滋賀の地に集った。
開会式で、義援金百五十二万円やサッカー用具などが三県の各チームに贈られ、ダイナ福島ガールズフットボールクラブ・増田さゆり監督は「選手の多くが目標を見失う中、滋賀県で全国大会を開くという大きな決断と実行力に感謝している。もとのようにサッカーができる環境になるまで何十年かかるかわからないが、Jヴィレッジで開催できるようになったときには恩返しできるよう、サッカーに携わる者として精一杯努力していきたい」と謝辞を述べた。
おおつヴィクトリーズサッカークラブキャプテン・笠原黎里花選手による「決してあきらめないなでしこ魂を持って、全国の仲間とともに未来へ向かって明るく元気に全力でプレーすることを誓います」との選手宣誓の言葉通り、コート整備が追いつかないほどの大雪に見舞われた悪条件の中でも持てる力を振り絞り、最後まで気迫あふれる粘りのプレーを続けた。
悪天候の影響で十八日は交流試合に切り替え、翌十九日に全チームによるトーナメント戦を実施。ベスト8進出をかけた戦いで惜しくも破れたダイナ福島ガールズフットボールクラブ。先制ゴールを決められてうつむき加減の仲間たちを鼓舞していた紺野真優選手(小学五年)は、試合後に「もっと勝ちたかった。練習して強くなりたい」と悔し涙を流し、「サッカーがなかったら、こんなに成長できなかったと思う。将来はなでしこジャパンに入りたい」と力強く語った。
大空の下、仲間とともにサッカーができる喜びを共有した選手たち。この中からなでしこジャパンメンバーが誕生する日も近い。
なお、大会結果は次の通り(敬称略)。
《優勝》藤枝順心SCジュニア(静岡県)《準優勝》西条中央スポーツクラブひうちドリームス(愛媛県)《三位》鹿児島ドリームズ(鹿児島県)《敢闘賞》FC五十嵐ガールズ(新潟県)《特別賞》FCヴィトーリア(大阪府)岡山プーガ(岡山県)千葉中央FC(千葉県)《フェアプレー賞》とかち帯広FCなでしこ(北海道)《チームワーク賞》三重FCクイーンズ(三重県)《最優秀選手賞》小泉三菜美(藤枝順心SCジュニア)










