三日月知事「再稼働容認の環境にない」
◇県
福井県の西川一誠知事は二十二日、林幹雄経済産業相と会談し、関西電力高浜原発3、4号機(同県高浜町)の再稼働に同意することを伝えた。地元同意が完了するのは新規制基準の施行後では、九州電力川内原発1,2号機(鹿児島県薩摩川内市)四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)に続き、三番目。
滋賀県の高島市の一部は高浜原発から、国が避難計画の策定を義務付けている三十キロ圏に入る。
このため三日月大造県知事は同日、「福井県知事はいろんなことを考えた重い判断だと推察する」と敬意を払った上で、「琵琶湖を預かる立場として、(避難計画など)実効性のある多重防護体制や廃炉対策、使用済み核燃料処理などが整っていない以上、再稼働を容認できる環境にない」と主張。
また「福島原発事故でも明らかなように、あのような事故が起きれば被害の範囲は県境にとどまらない。それだけに(立地自治体並みに)周辺自治体の関与、同意(権)が認められてしかるべき」と述べた。
一方、福井地裁(林潤裁判長)は二十四日、高浜原発の再稼働の差し止めを命じた四月の同地裁の仮処分決定を取り消した。これに対しても三日月知事は同日、「容認できる環境にない」と懸念を示した。関電は早ければ来年一月の再稼働を目指す構えだ。






