県政NOW 「慰霊殿解体に思う」
戦後七十三年を迎え、遺族会も高齢化して参りました。今日まで県市主催の平和祈念式典が執り行われ、遺族会として有難く思っております。現在では、戦後生まれの方々が八割を超え、あの悲惨な戦争が忘れられようとしております。
県においては風化を防ぐ為、県民の戦争体験を語り継ぎ、戦争の悲惨さや平和の尊さを学び、平和を願う心を育む拠点施設「平和祈念館」(東近江市)が六年前に整備されました。大変すばらしい事だと思っております。
今日まで近江八幡市遺族会は、春と秋に戦没者慰霊祭を神式、仏式にて慰霊殿(慰霊塔と公会堂の合築)で実施して参りました。
慰霊塔前の市管理公会堂は、市内宮内町の日牟禮八幡宮前に位置し、木造瓦葺平屋建ての建築物で、昭和二十年代に八幡中学校の体育館が移築されたものですが、正確な建築年時は不明のようです。今日まで再三補修をされてきましたが、築後七十年近く経過しており、しかも中古建築で老朽化が著しい状態となり、耐震性が低く安全性を確保することが困難と市が判断され、今年八月末をもって使用中止されたところでございます。
遺族会と致しましても、同会管理の慰霊塔がございますので、今後はこの点に留意して、平和を願う心を次世代にも引き継ぎ、公会堂が無くなっても跡地をしっかり活用したいと考えております。
名前は現在考えているところでございますが、例えば、平和公園の行事のひとつとして、戦禍に散った犠牲者の霊を慰め、平和への誓いを新たにする慰霊祭を続けて参りたいと思っております。







