県政NOW 「高齢者ドライバーの交通対策について」
皆様方には新しい年を迎えられ、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
私事でございますが、今年四月をもちまして県議会議員を引退させて頂くこととなりました。二期八年間、長い間ご支援を頂き、大変お世話になり有難うございました。
さて、私は七五歳以上で、免許更新時に認知症のテストを受け、昨年八月に更新しました。確かに加齢に伴う判断力は低下していると感じております。車を駐車場にバックで入れる場合に最近はまっすぐ入れているつもりでも、かなり斜めに入っていたり、横断時は左右確認しているつもりでも「ヒヤリハット」を経験するなど、その動作は確かに鈍くなっています。その分、当然シートベルトをつけ慎重に運転せねばと心に決めております。
昨年県内の交通事故発生件数は、四千八百七十六件で、その内六五歳以上の高齢ドライバーが八百五十九件で、全体に占める構成率は一七・六%であり、十年前に比べ発生件数こそ減少しているものの、構成率は六・一%上昇しております。高齢社会が進展する中で、最近テレビで再三報道されている通り、大きな事故では高齢ドライバーによるアクセルとブレーキの踏み間違いや、高速道路の逆走による事故が報道されておりますが、それ以外にも、出会い頭や追突によるものが多く、前方不注意、信号無視など認知機能や身体機能の衰えに起因するものが目立っており、こうした現状を踏まえますと、高齢ドライバーの事故防止には、認知機能等の衰えが運転に影響を及ぼすことをご本人に認識して頂くことが重要と言われております。滋賀県警は今年度、運転技能自動評価システム、通称「オブジェ」を導入し、運転能力の低下を自覚してもらう取り組みを開始されたと聞いております。しかし、中にはどうしても自らが自動車を運転しなければならない方がおられると思いますが、運転技能の低下を自覚して危険を予知して、慎重な運転を進めると同時に、場合によっては思い切って免許を返納する安全対策も大事であると思います。今後も事故防止の観点から、関係機関・団体との連携を図り、これらの対策を継続的に推進することが大事であり、しっかりと県議会の中でフォローして参りたいと思っております。







