大津 少数激戦10議席の行方 7千5百票のボーダーラインで接戦か
【大津】 7日に投開票を迎える県議選。大津市選挙区(定数10)では12人の候補者が激しく政策を戦わせている。候補者全員が「厳しい選挙」と見るなか、自民の佐野氏、佐藤氏、桑野氏、チームしがの成田氏、河井氏、公明の中村氏、共産の節木氏が上位グループを形成し、そこに自民の山本氏、目片氏、公明の清水氏、立憲の佐口氏、共産の黄野瀬氏が追い上げをかける様相だ。(羽原仁志)
市北部では、真野地区を拠点に昨秋から市議時代の仲間とも連携して街宣を行った佐野氏の知名度は健在。隣接する堅田地区の桑野氏も、200団体以上と下坂本以北の自治体連合からの推薦を取り付けた。両候補者の出発式には約200人ずつの参列者が集まった。
同じJR湖西線沿線では、成田氏が精力的に街宣を行う。教育関係や森林組合など前回よりもつながりの輪が広がっており、非自民の受け皿として地域の支持を固める。
中村氏は、拠点を市北西部に移しての選挙戦で「いわば新人と同じ」と語るが、教育関係者と党支援者のネットワークを生かして一定数の支持を獲得する見込み。
県庁から市北西部に重心を置く節木氏も党支部の積極的な働きで存在感を示す。同じ共産で新人の黄野瀬氏は、県庁から市南東部に力を入れる。両候補が重複しない支持層を確立することで、前回より票を伸ばすか。
山本氏は市中心市街地で経済同友会、ロータリークラブ、自治連など36団体の役員を務める。そのつながりから、浮動票をどこまで上乗せできるかが肝心となる。
佐口氏は、嘉田由紀子前知事や推薦を出した社民党県連の支援も厚く、超党派体制を敷く。選挙カーには、社民党県連幹事長で前回選挙で6千票以上を獲得した沢田享子氏が同席し、支持の後押しに拍車をかける。
石山地区では、前衆議院議員の川端達夫氏とともに東レ労組やUAゼンセンが全面的に河井氏のバックアップに回る。出陣式では約400人がJR石山駅前デッキに集うなど、着実な動きを見せる。
清水氏は、市議時代の地盤である石山地区を中心に市南東部で活動を展開するが、他地域では知名度の浸透にやや遅れが見える。党支持層のネットワークにも力が入る。
目片氏は「自分の言葉で政策を伝える」と石山地区を拠点に選挙区をくまなく回る。新規移住者の多い地域で知名度の刷新が鍵。
瀬田地区の佐藤氏は、候補者のいない田上、大石地域でも大戸川ダムに関して取り組んできたことなどから知名度も高い。「これまでの評価を有権者に問う」と気を引き締める。
【大津市(定数10)】
清水ひとみ 59 公新
成田政隆 44 チ現3=国立社推
河井昭成 45 チ新 =国立社推
黄野瀬明子 36 共新 =社推
中村才次郎 59 公現1
佐口佳恵 45 立新 =チ国社推
佐野高典 70 自現5
節木三千代 60 共現2=社推
目片信悟 53 自現2
桑野 仁 60 自現1
佐藤健司 46 自現2
山本進一 64 自現2
(自=自民、公=公明、チ=チームしが、国=国民民主、立=立憲民主、共=共産、社=社民。推は推薦。氏名の下の数字は年齢。現職の下の数字は期数。敬称略)






