「ブランチ大津京」11月にオープン
【大津】 大津びわ湖競輪場(大津市二本松)の跡地に複合商業施設として建設される「ブランチ大津京」の起工式がこのほど行われた。11月、県都に新しい憩いの場が誕生する。
同競輪場は1950年、県有地に建設され、当初は県と市によって運営されていた。89年からは市の単独開催で運営を継続してきたが、売上の減少に伴い赤字経営となり、2011年3月に60年の歴史に幕を閉じた。
市では、跡地の所有権を県から移し、16年3月に「大津びわこ競輪場跡地利活用における民間活力導入の基本的な方針について」を策定、17年2月に公募型プロポーザル方式で民間事業者の創意工夫による提案を募集した。
公募に対して、大和ハウスグループの大和リース(大阪市中央区、森田俊作社長)が「公園の中の商業施設」を事業コンセプトに、(1)「地域コミュニティの形成」(2)「生涯スポーツの推進と健康支援」(3)「未来を担う子どもの教育支援」(4)「新規ビジネスと女性雇用の創出」の4テーマを提案し、同年8月に事業者として選定された。
大和リースによると、跡地は同社が「つどう、つながる、ひろがる」を施設コンセプトに全国で展開している複合商業施設ブランド「ブランチ(BRANCH)」の新施設として整備する。
「ブランチ大津京」は、公園用地約1万5千平方メートル、施設用地約4万9千平方メートルとなる。施設は2階建ての建物2棟と平屋6棟が建設され、スーパーマーケット、ドラッグストア、バラエティショップのある「デイリーユースエリア」、家具、カジュアル衣料、雑貨、クリニックからなる「ライフスタイルエリア」、アウトドア用品、アウトドアフィットネス、スポーツスクールの「スポーツ&コミュニティエリア」、カフェやベーカリーレストラン、イタリアン、中華料理店などが入る「レストランエリア」の4エリアに加え、地域交流スペースや託児機能付きオフィススペースなども設けるとしている。駐車場は756台と376台を収容できる2か所を設置し、年間来場者は450万人を見込んでいる。
また、公園用地は市が管理し、来場者がスポーツや憩いの場として楽しめるほか、市のイベントなどにも活用される。
同社は「地域に溶け込む施設として、幅広い世代に親しまれる場所にしていきたい」としている。
同施設は、11月のオープン後、市の定期借地権設定契約が終了する2050年4月まで活用される。







