「取り組み自体がSDGsに通じる」と県も支援
【大津】 社会福祉法人湘南学園の障害福祉サービス事業所「れもん会社」(大津市平津2)がこのほど、県産材を用いたSDGs木製バッジを県で初めて製作した。SDGsは県も積極的に取り組んでいる目標であり、バッジを機に創出される様々な機会に注目が集まっている。
SDGsは2015年9月に国連で採択された「誰一人として取り残さない持続可能な社会の実現」を目指す30年までの目標のこと。17のゴールと169のターゲットから構成されている。県では全国に先駆け、17年から県政にSDGsを取り入れている。
今回、同事業所が製作したのは、17のゴール別に設定されている17の色調をあしらったサークルホイールバッジ。SDGsに取り組んでいる企業「昭建」(同市大津2)が、木工品などを手がけている同事業所にバッジ製作を依頼したのがきっかけとなり、このほど約200個を製作した。バッジは永源寺森林組合(東近江市山上町)による県産ヒノキ材を使用し、同事業所が木のカット、カラー塗布、コーティング、金具付けの工程を行った。サイズは外形25ミリメートル、穴径10ミリメートル、厚み5ミリメートル。
この取り組みはSDGsの理念にも通じ、障害のある18歳以上の人たちが働くことを通じて自立(共生)を目指す同事業所が製作したことはゴール8「働きがいも経済成長も」、県産の木材を使用したことはゴール15「陸の豊かさを守ろう」、同事業所と同企業の共働により製作ができたことはゴール17「パートナーシップで目標を達成しよう」に当てはまる。
このほど、バッジの製作・販売に関し、同事業所と同企業、県のSDGsと企業をつなぐ「滋賀SDGs×イノベーションハブ(しがハブ)」(大津市打出浜)の各代表者が県庁で記者会見を行った。しがハブの國友圭子さんは「バッジの製作は県内のSDGsへの取り組みの気運を高める。今後、販売など事業所と企業のつながりを支援していきたい」と述べている。
バッジは1個700円。社名や刻印などの特注品の場合は要相談。製作や販売に関する問い合わせは同事業所(TEL077―537―0046)へ。








