県政NOW 「実りの秋」
収穫の秋を迎えて、黄金色に実ったお米の刈り取りが、あちらこちらで行われております。滋賀県といえば、近江牛や近江米などに注目が集まりがちですが、実は、古くから地元で愛され、大切に受け継がれてきた個性豊かな野菜もたくさんあります。県は「原産地が滋賀県内でおおむね明治以前の導入の歴史を有し、外観、形状、味等に特徴がある象徴的な野菜で、かつ種子の保存が確実に行われている野菜」14品種を「近江の伝統野菜」として選定しています。県では伝統野菜のブランド化を進めると共に、地域で生産されたものを地域で消費する「地産地消」を推進する運動「おいしが、うれしが」キャンペーンを展開して伝統野菜の普及に力を入れています。特にカブ、小麦、大豆、ミズナ、荒茶は全国有数の生産地となっています。私の住む蒲生野一帯は、近江牛、近江米の一大産地であります。滋賀県が温暖化対応品種として開発し平成25年秋にデビューした「みずかがみ」は、日本穀物検定協会の食味ランキングで2015年産米から3年連続で最高ランクの「特A」に選出され高評価を得ております。農家の皆さんの弛(たゆ)まぬ努力と誇りに敬意を表します。
一方で、約50年前の1965年に1151万人いた全国の農業人口は、今では190万人まで減少し、65歳以上の高齢就農者が65%を占めています。1965年に73%であった食料自給率もいまでは、38%まで落ち込んでおります。TPP問題、高齢化・後継者不足問題等を克服するためには、新規就農者をサポートするための包括的な体制構築が急がれます。究極の解決策は食べていける農業・漁業にすることです。様々な課題を解決して若者に魅力ある農業・漁業にしていかねばなりません。人口減少社会の今日、付加価値とブランド力を高めて需要が見込める海外への輸出を拡大する必要があります。県議会としても、近江牛、近江米、湖魚料理、鮒ずし等が世界中の方々に愛されるように努力してまいります。運動会に行楽地に、新米で握ったおにぎりを持って、お出かけされてはいかがでしょうか。







