沖島での活動とやりがい 橋本 花菜子
令和5年5月に沖島の地域おこし協力隊に着任して、1年9ヶ月が過ぎました。「民泊の管理と自立化に向けた検討」、「移住・関係人口の受け皿づくり」を主なミッションとして活動してきました。2年目は活動の軸が少しずつ形になってきたように思います。
1年目の活動は、とにかく沖島を知ること。民泊の管理とサービスの拡充を行う一方、島内の様々な地域活動に参加し、コミュニケーションをとることを最優先に活動していました。沖島最大のイベント「おきしまるしぇ」の実行委員として広報活動を行うなど、島の方々と協力するお仕事もさせてもらいました。
島のことを知っていくうちに、島の人口が減り空き家が増えているのに対し、様々な問題によってそれが利活用できていないことを知りました。沖島町離島振興推進協議会(以下、離島協)では、今年度「おきしま家守」というチームを発足し、日々空き家の課題に向けて取り組んでいます。現在、私もチームの一員に入り移住希望者の窓口として相談を受けたり、島内案内の対応を行なっています。
それと並行し、離島協のHPのリニューアルを担当させていただき制作を進めています。「沖島のWEB版の総合案内所」として観光案内から移住情報、リアルな生活や歴史、文化までをコラムのように掲載する予定で、沖島をもっと知りたくなる、そんなHPにしたいと考えています。
沖島の空き家問題には相続などの法律の壁もありますが、空き家や倉庫に残された荷物も大きな問題となっています。そこで2年目の活動では、倉庫や空き家に眠る食器などの日用品をお預かりして次の世代に受け継ぐ活動「沖島蚤の市」を始めました。島内のおきしまるしぇの他、近江八幡市内のイベントにも出店しています。島外でこの活動をしていると、関西圏さらには近江八幡市内の方でも沖島に行ったことがないという方がたくさんいて、中にはこの出店で沖島を初めて知り、すぐに民泊に来てくださったご家族もいました。この活動を通して沖島の魅力を伝えられることが楽しく、やりがいのある活動になっています。少しずつ私の活動を見てくださる島民も増えてきて、「私の倉庫の荷物ももらって欲しい」とお声がけいただくことも少なくありません。沖島らしい活動の広がり方を実感しています。
空き家の問題は行政や周りの人間の力だけでなく、空き家を持っている地元の方たちが主体となって取り組んでもらうことが大きな解決の鍵です。3年目もこの活動を続けて、島外への周知だけでなく島民の空き家への課題意識を高めてもらうことにも繋げていきたいと思っています。








