【全県】 日本政策金融公庫大津支店(大津市梅林1)はこのほど、県内中小企業動向について今期(2025年1―3月期)の実績と来期(4―6月期)の見通しを取りまとめ、公表した。
県内中小企業今期の景況は前期(2024年10―12月期)同様の「一部に弱さがあるものの、持ち直しの動きがみられる」、小企業の景況も前期同様「緩やかに持ち直してきているが、先行きは懸念される」となった。
中小企業の景況判断DI(全業種)は前期から3・3ポイント低下し5・1となった。来期は0・1ポイント上昇し5・0となる見通し。業種別では、製造業が17・2ポイント上昇し2・2、非製造業が11・4ポイント低下し4・0となった。
小企業の景況判断DI(全業種計)は前期よりマイナス幅が13・2ポイント拡大しマイナス33・9となった。来期はマイナス幅が9・7縮小しマイナス24・2となる見通し。業種別では、製造業はマイナス幅が1・1ポイント拡大しマイナス11・1、非製造業はマイナス幅が14・8ポイント拡大しマイナス37・7となった。
経営上の問題点では、中小企業では依然「求人難」が全体の37・1%と最も割合が高いが、前期(40・0%)より縮小した一方、「人件費や支払利息等の増加」、「原材料高」の割合が増加した。
また、小企業の経営上の問題点は「売上不振」(35・5%)が最も多く、次いで「利益減少」(29・0%)、「求人難」(9・7%)の順となっている。
同公庫によると、「県内の企業では賃上げ原資確保への懸念も生まれており、いわゆる“トランプ関税”への不安を感じる企業もある。引き続き、動向を注視していく」としている。





