参院選滋賀県選挙区SNS活用動向
【全県】 近年、選挙戦に向けSNSでの政策や情報の発信が広く浸透してきた。演説会やビラなどでは伝えきれない政策への思いや人柄などを有権者に知らせる新しい機会として、SNSを活動に取り入れる予定候補者も増えている。
7月の任期満了に伴い実施される第27回参議院議員選挙滋賀県選挙区(改選数1)でも、立候補を表明している予定候補者らが各種SNSを駆使し、特色を生かした情報発信に取り組んでいる。
演説やビラでは伝えきれない思いの発信機会に
新たな票の掘り起こしにつなげられるか
主なSNSの利用例として、短文と画像が主となる「X(エックス、旧ツイッター)」は日々の活動報告の場とする人が多い。「Facebook(フェイスブック)」では知人とのつながりを生かした投稿をする予定候補者もいる。画像投稿がメインの「Instagram(インスタグラム)」では日々の活動の一場面の紹介。短時間動画を投稿できる「TikTok(ティックトック)」はかみくだいた政策解説などが好まれる。「YouTube(ユーチューブ)」では、動画で国会議員らとの対談など、ショート動画で政策の一問一答、生配信で視聴者と即時的なやりとりができる。また、通話通信アプリ「LINE(ライン)」の通知機能を活用し、演説会や事務所開きなどの日程告知に利用する人もいる。
23日現在、県選挙区予定候補者らの特色ある試みの一部を順不同で紹介すると、▽宮本和宏氏(自由民主党=公明党推薦=)はティックトックで守山市長時代の取り組みを細かく語る。▽堀江明氏(国民民主党)はXのアンケート機能を活用してユーチューブの生配信で語るテーマを募集することもある。▽岡屋京佑氏(日本維新の会)はユーチューブの生配信で政治動向を語り、ショート動画では自己紹介なども発信する。▽佐藤耕平氏(日本共産党)はユーチューブでダーツの点数に応じて100ある党の政策を一つずつ解説する動画を投稿している。▽中田あい氏(参政党)はインスタグラムに活動予定や報告を発信している。▽菅原良雄氏(政治団体・NHK党)は「選挙戦でも主にフェイスブックでの政策発信を行う」としている。▽藤井隆一氏(公認団体未定)は滋賀報知新聞の取材に「SNSなどの情報発信媒体は未定」と回答した。
予定候補者らからは「従来とは異なる層から反応があるのが斬新」、「媒体ごとに利用する年齢層や広がり方が異なるので、発信の見せ方を使い分けている」と期待する感想がある一方、「実際に地域で有権者と顔を合わせて話を聞きたい」、「誰かが傷つくことのないように発信しなければならない」と慎重な姿勢で向き合う声もある。
(羽原仁志)







