それぞれの戦略が際立った前半戦 各政党も重点区として幹部ら続々来県
【全県】 任期満了に伴い3日公示された第27回参議院議員通常選挙(投開票20日)も11日で選挙期間日程の半分を終え、折り返しを迎える。選挙戦前半、全県で1議席を争う滋賀県選挙区では、7人の新人候補が街頭や個人演説会、SNS上など、それぞれの手法で政策を発信、また、各陣営も政党幹部らを続々と投入し、候補者への支援を強く呼びかけるなど、県内各地で熱のこもった論戦が繰り広げられた。届け出順に各候補選挙戦前半の戦略を振り返る。
日本共産党新人の佐藤耕平氏(43、党県委員)は、連日定めるエリア内に街宣車を走らせ、20~60分に1回の小刻みなスポット演説と要所ごとに街頭演説を実施。公示日には同党の穀田恵二元衆議が応援に立ち「党最善の候補者である佐藤さんに力添えを」と呼びかけた。
参政党新人の中田あい氏(46、内装業)は、衆院選小選挙区滋賀3区と大津市内を中心に駅頭や商店街などで街頭活動を展開。同党県連幹部は「昨年の衆院選より党の認知度と理解度が高まっているのを実感する」と語る。選挙戦後半には神谷宗幣代表も応援に駆け付ける予定。
自由民主党新人の宮本和宏氏(53、前守山市長、公明党推薦)は、連日、駅頭や市役所前などでの街頭演説と夜の個人演説会を複数回ずつ行う。党本部からも木原誠二選挙対策委員長(4日)、小泉進次郎農水相(5日)、岸田文雄前総理(6日)らが来県。後半戦も多くの党幹部が応援に入る。
国民民主党新人の堀江明氏(38、元県職員)は、幅広く動きながらスポット演説を繰り返す。また、演説先で有権者らからの質問を受けるなど交流に重きを置く姿も。党も「最大勢力で臨む」と支援に力を込め、榛葉賀津也幹事長(6日)、玉木雄一郎代表(7日)が相次いで応援を行った。
日本維新の会新人の岡屋京佑氏(32、元新聞記者)は、現職の嘉田由紀子氏の後継を前面に押し出して県内を回る。また、活動の様子を即日ユーチューブで配信。応援には同党の前原誠司共同代表(3日、6日)、岩谷良平幹事長(7日)が力を込め、吉村洋文代表の来県も調整している。
政治団体・NHK党の菅原良雄氏(47、警備員)は、日野町、東近江市、湖南市、彦根市、甲賀市を重点地区とし、それらを中心に同団体の立花孝志党首のメッセージが入ったポスターを掲示、党勢拡大を図る。主な選挙活動としてSNSのフェイスブック上での発信を行っている。
政治団体・税金とうめい化の党(自分のことしか考えていない国会議員退場の党)新人の藤井隆一氏(60・元小学校教諭)は、草津市、栗東市、守山市などを重点地区とし、自身の政策をまとめたホームページへのリンクを印字したシャツを身に着け、駅頭などでビラ配りを行っている。
(羽原仁志)







