綾羽はシード校4校の一角として夏の県大会に出場し、通算51安打、49得点の強力打線で勝利を築いてきた。準決勝では絶対王者の近江を8―6で下し、決勝では勢いそのまま4季連続県大会優勝の滋賀学園を相手に6―3で勝利。正真正銘の滋賀代表としてこの夏の甲子園に乗り込む。
ここまでの道のりは長かった。1999年に野球部創部以降、夏の滋賀大会で3度決勝の舞台に上がるも、優勝をつかむことはできなかった。満を持して挑んだ昨年夏の決勝では滋賀学園に零封負け。
当時を振り返る千代監督(36)は「決勝を経験したおまえたちがいるうちに、もう一回(決勝に)戻らなあかん。そのつもりで一年間やっていくぞ」と、1、2年生(現2、3年生)を鼓舞したと語る。
新チーム発足後の秋と春の県大会は準決勝で敗れるも、この夏再び決勝の舞台に帰ってきた。「ようやくスタートラインに立ったな」と選手に声をかけ、先輩の雪辱を晴らして甲子園の切符を手にした。
「よくここまで成長してくれた」と各選手を見守る千代監督。春に向けては課題だった打撃力に磨きをかけ、夏の大会で爆発した。「とにかく一生懸命。そしてコツコツやる選手が多い。地道な練習、しんどい練習も弱音を吐かずにやっていた。そういったチームの雰囲気に、先輩たちの残してくれた経験が合わさり、大会中の大きな成長につながった」とチームの強みを語る。
県大会で活躍した東近江市出身の山本迅一郎捕手(3年)=同市読合堂町=、山下遥陽内野手(3年)=同市平柳町=の2人にも絶大な信頼を置いている。
「2人はチームの中でも、とくに落ち着いた選手。主力の選手として一貫し、レギュラーだからといって横着することない。頼もしく、チームづくりする上でありがたい存在」と期待を寄せている。
組み合わせ抽選の結果、1回戦の対戦相手は高知中央、大会第3日のきょう7日、第2試合目(午前10時半~)に決まった(荒天順延の場合あり)。
千代監督は「滋賀大会を勝ち抜いたことを自信にして臨みたい。攻撃の状態も良く士気も高い。投手、野手、全員で粘って勝利したい」と意気込む。








