滋賀県の面積は4017平方キロメートル、その内林野面積約2044平方キロメートル、耕地面積約505平方キロメートル、耕作放棄地約20平方キロメートルである。
耕作放棄地とは、過去1年以上作付けされず、数年以内に再開する意思がない農地を指す。
日本の耕作放棄地面積は約4230平方キロメートルと滋賀県と同じ面積であり、農業事業者の高齢化や後継者不足が主な原因と考えられる。
管理されない耕作放棄地は、▽雑草や害虫の発生源となり近隣の農地に病害虫被害を及ぼす、▽土砂流出や排水不良など土地が持つ保全機能が失われる、▽農業生産基盤が減少し食料自給率が低下するなどの問題を抱えている。
近年メガソーラー発電所に対して政府支援の縮小や自治体の規制強化により、大規模発電(メガソーラー)から出力100kW程度の小型太陽光発電所へと方向転換が見受けられる。
100kW程度の太陽光発電に必要な設置面積は約1000~1500平方メートル(約300~450坪)、メガソーラーと比べて設置面積が1割程度で済む。
2022年度の農水省統計によると太陽光発電所用地に適した耕作放棄地は約900平方キロメートルで、100kWの小型太陽光発電所ならば90万カ所設置が可能で9000万kWの発電は原発(100万kW)約90基に相当する。
耕作放棄地の環境整備を兼ねた小型太陽光発電所設置を、政府も地方自治体も推し進めるべきだ。
政府は2040年に全電源の23~29%を太陽光発電に求めるならば、環境、景観、住民生活への影響などを考慮しメガソーラーを許可せず、耕作放棄地を利用した小型太陽光発電所を優先すべきである。


